親に隠れてゲームをする(令和編)

昨日の話。

夏休みの夕方、自宅で仕事をしていたらクリストファーがゲームをして良いかと聞いてきた。

「今日はまだゲームやってないの?」

「やった。」

「じゃだめじゃん」

というやりとりがあった。

15分後くらいだろうか。仕事を終え1Fに降りたらクリストファーがいない。

クローゼットを開けたら中で隠れてクリストファーがゲームをやっていた。

俺はブチ切れた。

ブチ切れてクリストファーをこれでもかと叱りつけた。

クリストファーは大層しょぼくれていた。それはそうだろう。ずるをしたんだから。しょぼくれなさい。

そして今日、この話を同僚にしたところ、子が親に隠れて何かをするのは健全な成長の証と言ってくれた。

そうなのだろうか。

それが事実かはわかからないし、気を遣ってくれたのかもしれない同僚の優しさの裏取りをするようなことはしたくないので敢えて調べることもしない。

ただその話をしてもらって少しだけ思い出した。

俺自身が子どもの頃も親に隠れて様々なことをしていたを思い出した。

隠れてゲームはもちろんだし、夕飯に出てきた食べたくない嫌いなものを口に含んで裏口から出てその辺にペって吐いて捨てたりしていた。

買ってはいけないと言われていたエアガンもおもちゃの折りたたみナイフも買ったし、行ってはいけないと言われる場所はだいたい行っていた。

ではそういう俺が健全に育ったかと言うとそれは微妙だけれども、少なくとも真っ当に仕事をし家族を養っている。

十分では無いかもしれないが父親としても責務もこなしている。

クリストファーも次の4月で小学生。もうそういう年なのかもしれない。

メリッサとクリストファーとどう向き合うか、日々が学びと後悔の繰り返し。

最終的に彼らに嫌われることになっても良い。

心身ともに健康でこの家族から巣立っていってくれるまで、全力で向き合おうと思う。