オンライン飲み会をやった。会社の連中と。
在宅勤務が続くと同僚とのいわゆる余白のコミュニケーションが減りがちだ。オフィスで働いていればコーヒーを淹れる際に居合わせた同僚と立ち話をしたり、すれ違いざまに今週末予定している旅行について話すこともできたろう。あるいはランチで1時間しっかりとくだらない話をすることもできる。が、在宅勤務だとそうはいかない。オンラインMTGでは必要最小限のコミュニケーションになりがちだし、またコミュニケーションの多くはテキストチャットだ。在宅勤務におけるコミュニケーションの在り方については常に気を配り創意工夫をする必要がある。
同僚とチームメイトと円滑に仕事を進めるために、またはそのメンタルを前向きに保つためにどのようなコミュニケーションであるべきか。例えばMTGの前のアイスブレイクを多めにとる、テキストチャットでは感情が伝わりにくいにので、込み入った依頼や相談はできるだけ音声チャットを使うようにするなどが挙げられる。また意外に重要な、業務外のコミュニケーションをどうするか、その解決策のひとつがオンライン飲み会だ。
冒頭の話に戻る。
オンライン飲み会をやっていた。業務時間は仕事をしている小部屋には鍵をかけメリッサ(娘)とクリストファー(息子)が入ってこないようにしている。が、オンライン飲み会は仕事では無いので小部屋のドアを開け放し、子供らが入ってきても良しとしている。画面の向こうの同僚には申し訳ないが子守も兼ねている。もちろんオンライン飲み会の場に子供らの奇声が混じっては迷惑をかけるので極力静かにはさせている必要があるが。
俺が小部屋で同僚と飲みながら話をしているとクリストファーがよじ登ってくる。が、あまり画面の向こうの同僚たちに気を遣わせるわけにはいかないので最小限に留める。クリストファーを画面から遠ざける際に、つまみにしていたポテトチップスの小切れを食べさせ向こうへ行かせた。ということを何度か繰り返した。結果クリストファーは(2歳前の幼児にしては)少し多い量のポテトチップスを食べたような気がした。
で、今朝の話。
俺は毎朝妻と子らが起きてくる前に着替えてひげを剃り、朝食をとる。その後業務を始めるまでの時間を自分の時間に充てる。今の季節なら植木の剪定や庭掃除だ。芝の手入れをすることもある。今朝も一人早く起きて薪小屋の屋根貼りと簡単な庭掃除をやった。そうして8時前頃だったか。家に戻るとクリストファーとキャロライン(妻)が起きていた。が、様子が少し変だった
クリストファーが
「ふぇぇぇんにゃんむ・・・にゃふぇぇぇえ・・ふぇぇぇええ」
とぐずっていた、キャロラインがクリストファーのお腹を時計回りにさすっている。
クルクルクルクルと何度もおなかをさすっている
「だいじょうぶよ〜でるよ〜(くるくるくるくる)」
「ふぇええ・・・にゃぁぁあふぇ・・ええぇぇん・・」
「だいじょうぶだいじょうぶ〜(くるくるくるくる)」
「にゃぁぁんむ・・・ふぇぇぇんみ・・ふぇぇぇええ」
「でるよ〜だいじょうぶよ〜(くるくるくるくる)」
「ふぇぇぇええ・・ええ・・・んー!!っ!んー!!!」
クリストファーはポテトチップスの食べ過ぎで尻からでるものが固くなってしまった。
オンライン飲み会はクリストファーの尻を困らせる。覚えておこう。