俺たちはいつも答えを急ぐ

今日は15年の社会人生活を振り返って探してみてもあまり見当たらないくらい良い一日だった。上場の話もだけどそれ以外も。

これまで所属してきた3つの会社も、そこで付き合った会社の仲間も、やってきた仕事のひとつひとつも本当に素晴らしかった。有難いものばかりだった。難しいこともあったし辛いこともあった。怒鳴られたこともあったし泣いたこともあった。これまでの全ての経験に本当に感謝してる。これまでの全ての経験が今の仕事に活きてると心から思ってる。

しばらく前に可愛い二人の子の父となった。毎日がこれまでの何倍もの速さで流れた。そのことを仕事へ打ち込めない理由として自分に言い聞かせたこともあったけど、それは完全に間違ってた。どんな状況であれ、割ける時間に制限があったとしても、仮にそれが自らの得意とする仕事ではなかったとしても、目の前の仕事に情熱を注ぐことはできる。むしろ今この瞬間に取り組むべき仕事へこそ情熱を注がなければならない。そして注いだ情熱はいつか何かしらの形として答えとして返ってくる。

俺たちはいつも答えを急ぐ。これだけやったからこれだけ答えが出るはずだと。だけど急げば急ぐほど答えは姿を見せない。早く答えが出て欲しい時ほど足踏みが続き、俺はこんなにやってるのに!大切な時間を削ってこんなにやっているのに!という気持ちになる。それはとても人間らしい感情ではあるけれど、イチ仕事人としては格好悪く、非常にみっともないものだ。それが経験豊富な我々のようなおじさんであれば尚更。

だから今日みたいな少し自分を褒める理由が姿を見せた日は本当に嬉しい。SNSでも饒舌になる。こうやって10の取り組みに対して返ってくる1の喜びを大切にしつつ、また次の取り組みにつなげる。子供達へはそれら多くの失敗を面白おかしく話し、妻へはそのうちの本当に辛かったひとつの失敗の話を聞いてもらう。そして数少ない成功を皆で喜ぶ。そうして答えを急ぐことなく日々穏やかに目の前の仕事に取り組む。本当はこういうのが仕事と楽しく付き合う一つの方法なのかもしれないね。もちろん人それぞれだけど。

妻から「おめでとう」と言われたのが嬉しくてこんなポエムになりました。サブマリン工業の皆さん、これまでお仕事で関わった全てのみなさん、ありがとうございます。ぜひぜひ今後とも何卒、よろしくお願い致します。

今日はこんな感じですが明日にはまたクソみたいなブログ書いてシェアしてるはずなのでご安心下さい。おやすみなさい

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